
マンションやビルなどの物件サイトを作る際、間取りや条件を並べるだけでは建物の魅力は十分に伝わりません。
写真や動画を活かして「この建物に行ってみたい」「ここに住みたい」と思わせるような見せ方ができるかどうかが、物件サイトの設計で重要なポイントになります。
TCDのBIJOUXは、マンション・ビル・レジデンスといった建物の魅力を、ビジュアル主体で最大限に引き出すことを目的に設計されたWordPressテーマです。
この記事では、BIJOUXについて制作現場の視点から、
・どのようなサイト制作に向いているテーマなのか
・実装や提案の場面で感じるメリット
・逆に選ばない方がよいケース
といったポイントを整理して解説していきます。
目次
BIJOUXとはどんなWordPressテーマか

TCDのBIJOUXは、マンション・オフィスビル・レジデンス・商業施設などの建物に特化した、不動産物件サイト向けのWordPressテーマです。
物件の条件を一覧で並べるのではなく、写真や動画を大きく使いながら「この建物にはどんな魅力があるのか」をビジュアルで伝える設計になっています。
トップページでは、フルスクリーンの画像スライダーや動画ヘッダーを使った構成が前提となっており、建物の外観・内装・共用部といった要素を、スクロールしながらじっくり見せていく作りが特徴です。
アニメーションやホバーエフェクトも組み込まれているため、紙のパンフレットでは表現しにくい「空間の雰囲気」をWeb上で伝えやすくなっています。
ポイント
BIJOUXは、建物そのものをブランドとして見せたい場合に力を発揮する、物件サイト特化型のWordPressテーマです。
BIJOUXの主な搭載機能 一覧
- 画像スライダー・動画(mp4)対応ヘッダー
- コンテンツビルダー対応トップページ
- カスタム投稿タイプ「サービス(物件)」
- カスタム投稿タイプ「お知らせ」
- カスタム投稿タイプ「お客様の声」
- LP制作機能
- ホバーエフェクト(ズーム・スライド・フェード)
- 5タイプのプリセットカラー / 5タイプのロード画面
- レスポンシブ対応(PC/タブレット/スマホ)
- SEO設定(metaタグ・OGP対応)
- PWA対応
- 管理画面の多言語対応(日本語・英語)
BIJOUXの特徴と強み
フルスクリーンのビジュアル表現で建物の世界観を伝えられる

BIJOUXの最大の特徴は、写真や動画をフルスクリーンで大きく見せるデザインが設計の軸になっている点です。
画面いっぱいに広がるビジュアルとスクロール連動のアニメーション演出によって、建物の外観・内装・空間の雰囲気をゆったりと伝えることができます。
一般的な物件サイトでは、条件情報が中心になりがちですが、BIJOUXではまず「この建物はどんな世界観を持っているのか」を視覚的に印象づけてから、詳細情報へと誘導する流れが自然に作れます。
ホバーエフェクト(ズーム・スライド・フェード)も標準搭載されており、写真一枚ひとつの見せ方にもこだわれるため、物件のブランディングを意識したサイトにはかなり相性が良い構成です。
フロア別・部屋別に物件を丁寧に紹介できる専用ページ

BIJOUXには、カスタム投稿タイプ「サービス(物件)」が用意されており、フロアごと・部屋ごとに物件情報を分けて掲載できます。
物件紹介ページは、アーカイブ(一覧)・カテゴリアーカイブ(フロア別など)・詳細ページの3階層で構成されており、訪問者が「建物全体の概要 → フロアの特徴 → 個別の部屋・テナント」と順を追って情報を見ていける設計です。
賃料や広さだけでは伝わりにくい部屋の雰囲気や設備の魅力を、写真とテキストを組み合わせて丁寧に見せられるため、条件比較ではなく「物件の魅力で選んでもらう」方向の訴求がしやすくなります。
固定ページの自由度が高く、サイト全体を作り込める

BIJOUXの固定ページは、レイアウトの切り替え・フル幅ヘッダーの設定・フッターの表示/非表示など、ページごとに柔軟な調整ができる設計になっています。
ABOUT・アクセス・会社概要といった企業サイトの基本ページはもちろん、LP(ランディングページ)形式の1ページ完結型ページも作成できるため、物件紹介以外の導線設計にも対応しやすいのがポイントです。
物件のブランドサイトとして、トップページだけでなくサイト全体を統一感のあるデザインで仕上げたい場合に、この固定ページの自由度が効いてきます。
ブログ・お知らせを活用したコンテンツ集客にも対応

BIJOUXは物件紹介に特化したテーマですが、ブログ機能も搭載されており、ニュースやハウツー記事などのコンテンツ発信にも対応しています。
検索エンジンやSNS経由での集客を見据えたコンテンツを蓄積していくことで、物件サイト単体では得られにくいオーガニックな流入を確保できます。
物件の「見せ方」だけでなく、「集客の入り口」まで含めてサイト全体を設計できるのは、制作目線で見ても使い勝手の良いポイントです。
制作目線で見たBIJOUXの使いどころ

BIJOUXは、物件の条件やスペックではなく、建物そのものの魅力や世界観をビジュアルで伝えたい場合に選びやすいWordPressテーマです。
写真・動画をフルスクリーンで大きく使い、アニメーション演出でゆったりと見せていく構成は、物件のブランディングを意識した案件と相性が良いと感じます。
実際の制作シーンでは、以下のような用途で提案しやすいテーマです。
おすすめの一例
分譲マンション・賃貸レジデンスの公式サイト、オフィスビル・商業施設のテナント募集サイト、民泊・ゲストハウスなどの宿泊施設紹介サイトなど、
建物の外観・内装・共用部を写真で丁寧に見せることで、条件だけでは伝わらない物件の付加価値をアピールしやすい構成になっています。
特に、大手デベロッパー以外の中小規模の物件オーナーにとっては、専用のブランドサイトを持つこと自体が競合との差別化になります。
BIJOUXの価格帯であれば、制作費を抑えながらも本格的な物件サイトが構築できるため、提案時のコストパフォーマンスとしても説明しやすいテーマです。

スマホでも同様の構成の表示となります。
またBIJOUXは、トップページだけで完結するテーマではなく、物件紹介・ABOUT・アクセスなど下層ページも含めてサイト全体を作り込めるのが特徴です。
ブログ機能による集客導線も設計できるため、「サイトを作って終わり」ではなく、運用・集客まで見据えた提案がしやすい点も制作目線では魅力です。
「建物の第一印象を写真で伝えたい」
「条件勝負ではなく、物件のブランド価値を高めたい」
そんな案件で、BIJOUXは選択肢に入れやすいテーマです。
逆にBIJOUXが向いていないケース

素早い情報アクセスを重視するサイト
BIJOUXは、フルスクリーンのビジュアルとスクロール演出でゆったりとコンテンツを見せていく設計です。
そのため、問い合わせ先・アクセス情報・料金表など、ユーザーが「すぐに知りたい情報」にたどり着かせたいサイトには向いていません。
情報への素早いアクセスを重視する場合は、導線がコンパクトにまとまったテーマの方が扱いやすいでしょう。
複数物件を横断検索するポータルサイト
BIJOUXは、1つの建物(1物件)のブランドサイトとして設計されたテーマです。
複数の物件をエリア・条件で横断検索するような不動産ポータルサイトの用途には設計が合いません。
物件検索ポータルであれば、同じTCDのGRAVITYなど、検索機能を軸にしたテーマの方が適しています。
ブログ更新を主軸にした運用
BIJOUXは物件紹介とブランディングに最適化されたページ構成のため、日記や雑記ブログのように記事更新を中心とした運用には向いていません。
ブログ特化であれば、記事一覧や回遊導線に強いテーマの方が扱いやすいでしょう。
お客様の声|BIJOUXを導入したユーザーの総評

BIJOUXは2025年にリリースされた比較的新しいテーマのため、現時点では公式サイトおよび第三者メディアにおいて、導入ユーザーのレビューや口コミはほとんど確認できません。
ただし、テーマの設計から読み取れる運用上の特性として、以下のような方向性が見えてきます。
BIJOUXは、物件の外観・内装・設備を写真で丁寧に見せながら、フロア別・部屋別の情報を蓄積していくスタイルに向いたテーマです。
ブログ機能も搭載されているため、物件に関するニュースや周辺情報などのコンテンツを定期的に追加していく運用とも相性が良い設計になっています。
ポイント
BIJOUXの価格・詳細
BIJOUX

| BIJOUX 基本情報 | |
| テーマ名 | BIJOUX(TCD117) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 37,000円(税込 40,700円) |
| 主な用途 | マンション・ビル・レジデンスなどの物件紹介サイト |
| 特徴的な機能 | フルスクリーン画像・動画ヘッダー、物件紹介カスタム投稿、LP制作機能、PWA対応 |
| 向いている業種・ケース | 不動産オーナー、デベロッパー、民泊・宿泊施設運営者 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
まとめ|BIJOUXは「建物の価値をビジュアルで伝えたいときに検討すべきテーマ」
BIJOUXは、マンション・ビル・レジデンスなどの物件を、写真や動画を活かしたビジュアル重視のサイトで紹介したい場合に、有力な選択肢となるWordPressテーマです。
フルスクリーンの画像・動画とスクロール演出を組み合わせた設計で、建物の「空間としての魅力」を直感的に伝えられる構成が用意されています。
ポイント
特に、専用サイトを持っていない中小規模の物件オーナーにとっては、建物のブランド価値を高める手段として導入しやすい価格帯です。
物件の見せ方で差別化したい案件でテーマ選びに迷った際は、BIJOUXを一度検討してみてください。
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