
会員制サイトやオンラインサロンをWordPressで構築したいと考えている方に向けた記事です。
会員制サイトには、会員登録・ログイン・限定コンテンツの制御・通知メールなど、通常のサイトにはない仕組みが必要になります。
ポイント
本記事では、会員制サイトの構築に向いているTCDのWordPressテーマを3つ厳選し、それぞれの特徴と使いどころを制作者目線で比較しました。
「どのテーマを選べば自分の用途に合うか」を判断する材料として活用してください。
目次
会員制サイトでWordPressテーマを選ぶときのポイント

会員制サイトのテーマ選びでは、通常のサイト制作とは異なるポイントが重要になります。
デザインの好みだけで選ぶと、運用段階で「この機能が足りない」という場面が出やすいため、以下の3点を事前に確認しておくのがおすすめです。
① 会員管理の仕組みが揃っているか
会員登録フォーム・ログイン・マイページ・限定コンテンツの出し分けなど、会員制に必要な基本機能がテーマ側で対応しているかを確認する。プラグイン不要で完結するほど、運用負担は軽くなる。
② コンテンツの見せ方と回遊導線が設計されているか
会員を定着させるには、「また来たい」と思わせるコンテンツ構成が必要。ランキング表示・カテゴリ設計・特集ページなどの回遊導線がテーマに用意されているかがポイント。
③ 収益化・課金への対応範囲
有料記事の販売やサブスク課金に対応しているか、それとも外部の決済プラグインが必要かはテーマによって異なる。収益化を前提にする場合は、決済連携の有無を必ず確認する。
以下で紹介する3つのテーマは、これらの要件をそれぞれ異なるアプローチで満たしています。
比較一覧
| 会員制サイト向けテーマ 比較一覧 | |||
| 項目 | SHIPS | EVERY | PANDORA |
| 特徴 | 会員管理・通知機能を網羅したオンラインサロン特化型 | コンテンツ量と回遊導線で会員を増やすメディア型 | 有料記事販売・サブスクで収益化するブログ型 |
| デザインの方向性 | シンプル・情報整理型 | 賑やかさのあるポータル型 | 洗練されたメディア型 |
| 会員制のタイプ | コミュニティ運営型 | メディア×会員複合型 | コンテンツ課金型 |
| 決済機能 | なし(外部プラグインで対応) | なし(外部プラグインで対応) | あり(Stripe連携を標準搭載) |
| 価格 | 39,800円(税込 43,780円) | 39,800円(税込 43,780円) | 35,000円(税込 38,500円) |
SHIPS|会員管理・通知機能を網羅したオンラインサロン特化テーマ

SHIPSは、会員制サイトやオンラインサロンの運営に必要な機能をワンパッケージにまとめた特化型テーマです。
「同じ船に乗る仲間」というコンセプトのとおり、会員との継続的なつながりを設計の軸に置いています。
このテーマが会員制サイトに向いている理由
SHIPSの最大の強みは、会員管理の仕組みがテーマ内で完結している点です。
会員登録フォーム・ログイン・マイページ・限定コンテンツの公開制御まで、プラグインなしで対応できます。
さらに、限定コンテンツを更新した際に会員へメールで自動通知する機能も搭載されています。
ポイント
また、会員情報のエクスポート機能があるため、メルマガ配信ツールとの連携も可能です。
会員を「集める → 届ける → つなぎ止める」という流れをテーマ内で一通り設計できるのがSHIPSの特徴と言えます。
注意点
決済機能はテーマに含まれていないため、月額課金や有料コンテンツの販売を行いたい場合は、別途決済プラグインの導入が必要になります。
また、デザインの方向性としてはシンプルな情報整理型のため、ビジュアルのインパクトで見せたい場合にはやや控えめに感じるかもしれません。
| SHIPS 基本情報 | |
| テーマ名 | SHIPS |
| 開発元 | TCD |
| 価格 | 39,800円(税込 43,780円) |
| 主な用途 | オンラインサロン、ファンクラブ、会員制コミュニティ |
| 特徴的な機能 | 会員登録・マイページ・限定コンテンツ・更新通知メール・LP作成機能 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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【SHIPS】TCD WordPressテーマ|会員登録・限定コンテンツ・通知メールまで標準搭載
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EVERY|コンテンツの充実度で会員を増やすメディア×会員制テーマ

EVERYは、会員制メディアやポータルサイトを構築するためのテーマです。
デモサイトではレシピ共有サイトを想定して制作されていますが、カスタム投稿タイプの名称は自由に変更できるため、ジャンルを問わず活用できます。
このテーマが会員制サイトに向いている理由
EVERYの強みは、メディアとしてのコンテンツ回遊導線と会員機能を両立している点です。
人気ランキング(日間・週間・月間・年間の切り替え対応)、特集コンテンツ、カテゴリ別の一覧表示など、「つい読み進めてしまう」仕掛けが複数用意されています。
会員向けには、お気に入り登録機能やマイページが搭載されており、会員限定コンテンツの公開制御も可能です。
ポイント
また、コンテンツビルダーでトップページの構成を柔軟に組み替えられるため、更新頻度が高いメディアでも見せ方を調整しやすい設計です。
「コンテンツを充実させて読者を会員化し、限定コンテンツで囲い込む」という運用スタイルに特に向いています。
注意点
SHIPSと同様、決済機能はテーマに含まれていません。
また、メディア型の構成が前提のため、コンテンツ量が少ない段階では、サイト全体がやや寂しく見える可能性があります。
ある程度の記事数を準備してから公開する方が、サイトの印象が良くなります。
| EVERY 基本情報 | |
| テーマ名 | EVERY |
| 開発元 | TCD |
| 価格 | 39,800円(税込 43,780円) |
| 主な用途 | 会員制メディア、クローズドメディア、情報ポータル |
| 特徴的な機能 | 会員登録・マイページ・お気に入り機能・人気ランキング・コンテンツビルダー |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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PANDORA|有料記事販売・サブスク機能で収益化できるメディアテーマ

PANDORAは、ブログ・Webメディアの運営を軸にしたテーマですが、有料記事販売と定期購読(サブスク)の機能を標準搭載しています。
「記事を書いて課金する」という仕組みをテーマ単体で実現できる点が、他の会員制テーマとの大きな違いです。
このテーマが会員制サイトに向いている理由
PANDORAの最大の特徴は、Stripe決済と連携した有料記事の販売機能です。
記事ごとに価格を設定して単品販売できるほか、2026年3月のアップデートで定期購読(サブスクリプション)にも対応しました。
たとえば「月額1,000円で対象記事が読み放題」「月額3,000円でプレミアム記事も含む全記事読み放題」のように、複数のプランを設定できます。
ポイント
また、メディアとしての収益化機能も充実しています。
ネイティブ広告、フッターCTA、記事上下の自由スペースなど、広告やPRを自然な形で配置できる導線設計が用意されています。
「会員限定コンテンツ」というよりも、「記事コンテンツ自体を商品として販売する」アプローチで会員制を実現したい場合に最も合っているテーマです。
注意点
PANDORAの会員制は「記事課金」が軸のため、コミュニティ運営やオンラインサロン的な使い方にはやや不向きです。
会員同士の交流機能やフォーラム的な仕組みは搭載されていないため、コミュニティ形成を重視する場合はSHIPSやEVERYの方が使いやすいでしょう。
| PANDORA 基本情報 | |
| テーマ名 | PANDORA |
| 開発元 | TCD |
| 価格 | 35,000円(税込 38,500円) |
| 主な用途 | 有料記事販売メディア、サブスク型メディア、オウンドメディア |
| 特徴的な機能 | 有料記事販売(Stripe連携)・定期購読(サブスク)・会員登録・マイページ・LP作成・ネイティブ広告 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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迷ったときの選び方ガイド

3つのテーマはいずれも会員制サイトに対応していますが、「会員制で何をしたいか」によって選ぶテーマが変わります。
以下の判断フローを参考に、自分の用途に近いテーマを見つけてください。
まず、「記事や情報を有料で販売したいかどうか」で分けます。
ステップ①:コンテンツを有料で販売したいか?
● はい(記事の単品販売やサブスク課金をしたい)
→ PANDORA(テーマ単体でStripe決済まで完結)
● いいえ(会員限定コンテンツの配信が目的)
→ ステップ② へ
ステップ②:サイトの運用スタイルはどちらに近いか?
● 記事数が多く、ランキングやカテゴリで回遊させるメディア型
→ EVERY
● オンラインサロンやファンクラブなど、会員とのつながりを重視するコミュニティ型
→ SHIPS
どのテーマも決済以外の会員機能(登録・ログイン・マイページ・限定コンテンツ)は標準搭載されているため、基本的な会員制サイトであればいずれを選んでも対応できます。
迷ったときは、「コンテンツを売りたいか」「コンテンツで人を集めたいか」「会員との関係を深めたいか」を基準に判断すると整理しやすいです。
まとめ
会員制サイトをWordPressで構築する場合、テーマ選びは「会員制で何を実現したいか」を軸に判断すると失敗しにくくなります。
会員との継続的なつながりを重視するならSHIPS、コンテンツの量と質で会員を増やしたいならEVERY、記事の有料販売やサブスクで収益化を目指すならPANDORAが、それぞれ適しています。
3テーマとも会員登録・ログイン・マイページといった基本機能は備えているため、大きく外すことはありません。
制作の目的と優先順位に合わせて、自分の用途に最も近いテーマを選んでみてください。
まだ迷っている方は、TCDテーマの全体像を把握できる完全ガイドも参考にしてみてください。
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