
WordPressでネットショップを立ち上げたい事業者や、EC案件を検討中の制作者の方に向けた記事です。
ECサイト用のWordPressテーマは数多くありますが、「商品をきれいに並べたいのか」「ブランドの世界観まで含めて伝えたいのか」によって、選ぶべきテーマは大きく変わります。
さらに、対応しているカートプラグイン(WooCommerce/Welcart)の違いや、商品点数の多さによっても向き不向きが出てきます。
本記事では、TCDのEC対応テーマの中から、事業規模や商品ジャンルの異なる3つのテーマを厳選し、制作者目線でそれぞれの違いと選び方を比較しました。
目次
ECサイトでWordPressテーマを選ぶときのポイント

ECサイト用のWordPressテーマを選ぶ際は、見た目のデザインだけで決めると後から困るケースが少なくありません。
事前に押さえておきたいポイントを3つ整理しておきます。
1つ目は、対応しているECプラグインの違いです。
WordPressでネットショップを構築する場合、WooCommerceかWelcartのどちらかを使うのが一般的です。
WooCommerceは世界シェアNo.1で拡張性が高く、Welcartは日本製で国内向けの運用に適しています。
テーマによって対応しているプラグインが異なるため、最初に確認しておくことが大切です。
2つ目は、商品の見せ方の優先度です。
商品写真をクリーンに並べて一覧性を重視したいのか、生産背景やブランドストーリーも含めて伝えたいのかで、選ぶテーマの方向性が変わります。
3つ目は、商品点数と事業規模です。
商品数が数点〜数十点の小規模ECと、数百点以上を扱う中〜大規模ECでは、必要な機能や導線設計が異なります。
将来的にどこまで規模を拡大するかも含めて検討しておくと、テーマの買い直しを防げます。
ポイント
EC・ネットショップ向けWordPressテーマ 比較一覧
| EC・ネットショップ向けWordPressテーマ 比較一覧 | |||
| 比較項目 | RIKYU | HARVES | ICONIC |
| 特徴 | あらゆるジャンル・規模に対応する万能型EC | 生産者のストーリーと直販を両立するEC | ミニマルデザインで商品を引き立てるEC |
| ECプラグイン | WooCommerce | WooCommerce | Welcart |
| デザインの方向性 | 上質・自由度が高い | 温かみ・ストーリー重視 | クリーン・ミニマル |
| 向いているケース | 商品点数が多い本格EC、規模拡大を見据えたい場合 | 農家・食品直販、商品の背景まで伝えたい場合 | 小規模EC、コストを抑えて始めたい場合 |
| 価格 | 45,000円(税込 49,500円) | 45,000円(税込 49,500円) | 39,800円(税込 43,780円) |
RIKYU|商品数・ジャンルを問わず使える万能型ECテーマ

RIKYUは、TCDのEC向けテーマの中でもフラッグシップに位置づけられるWooCommerce対応テーマです。
小規模なショップから数百点以上を扱う大規模ECまで、商品点数や事業規模を問わず対応できる設計になっています。
■ このテーマがEC・ネットショップに向いている理由
商品ページのレイアウト自由度が非常に高い点が、RIKYUの最大の強みです。
楽天市場のように情報を詰め込んだ縦長の商品ページから、写真中心のシンプルな構成まで、商品の特性に合わせて柔軟に使い分けられます。
ポイント
商品ランキング機能も実際の販売データをもとに自動生成されるため、売れ筋商品を自然に目立たせることができます。
さらに、WooCommerceを無効にすればブログサイトとしても使えるため、「最初はブログで集客し、後からECを追加する」といった段階的な運用にも対応できます。
注意点
WooCommerceは海外製プラグインのため、決済まわりの初期設定にやや手間がかかります。
既存サイトに導入する場合は、他のプラグインとの競合にも注意が必要です。
| RIKYU 基本情報 | |
| テーマ名 | RIKYU |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 45,000円(税込 49,500円) |
| 主な用途 | EC・ネットショップ全般 |
| 対応ECプラグイン | WooCommerce |
| 特徴的な機能 | アップセル・クロスセル、商品ランキング、商品ページレイアウト変更、LP作成機能 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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HARVES|生産者のストーリーで売る直販EC向けテーマ

HARVESは、農家や食品生産者がオンラインで直接販売するために設計されたWooCommerce対応テーマです。
「商品を並べるだけ」ではなく、生産者の想いや農作物ができるまでの過程をコンテンツとして発信しながら販売できる構成が特徴です。
■ このテーマがEC・ネットショップに向いている理由
HARVESの最大の強みは、ECサイトとオウンドメディアを自然に融合できる設計にあります。
ブログ記事で生産背景やこだわりを伝えつつ、そこから商品ページへ誘導する流れが最初から想定されているため、「読んで納得して買う」という購買体験を作りやすいテーマです。
ポイント
FAQ機能も備わっており、配送や保存方法など、食品ECで必ず発生する問い合わせへの対応もサイト内で完結させやすい設計です。
農家向けに開発されたテーマですが、食品加工品や調味料の直販、地方の特産品販売など、「作り手の顔が見える商品」を扱うECサイト全般に使えます。
注意点
デモサイトが農家向けの構成になっているため、食品以外のジャンルで使う場合はコンテンツの組み替えが必要です。
汎用的な物販ECとして使うには、RIKYUやICONICの方が自然に仕上がります。
| HARVES 基本情報 | |
| テーマ名 | HARVES |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 45,000円(税込 49,500円) |
| 主な用途 | 農家直販・食品EC・生産者ブランディング |
| 対応ECプラグイン | WooCommerce |
| 特徴的な機能 | 特集ページ作成、生産者紹介、FAQ管理、オウンドメディア連携 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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ICONIC|低コストで始められるミニマルECテーマ
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ICONICは、TCDシリーズ初のEC向けテーマとして登場し、現在も歴代売上ランキング上位に位置する定番テーマです。
日本製のECプラグイン「Welcart」に対応しており、国内向けのネットショップを手軽に構築できます。
このテーマがEC・ネットショップに向いている理由
ICONICの最大の特徴は、余分な要素を削ぎ落としたミニマルなデザインです。
ポイント
また、「ブログメディア+EC」をコンセプトにしており、ブログ記事で集客しながら商品購入につなげるメディアコマース型の運用が想定されています。
カテゴリーメガメニューやニュースティッカーなど、ユーザーの回遊を促す機能も備わっています。
3テーマの中で最も価格が手頃な点も、導入ハードルを下げるポイントです。
「まずは小さくECを始めてみたい」「初期費用を抑えたい」という場合に選びやすいテーマと言えます。
注意点
Welcart対応のため、WooCommerceを使いたい場合はRIKYUやHARVESを選ぶ必要があります。
また、大規模ECへの拡張性ではRIKYUに譲る部分があるため、将来的に商品数が大幅に増える見込みがある場合は注意が必要です。
| ICONIC 基本情報 | |
| テーマ名 | ICONIC |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 39,800円(税込 43,780円) |
| 主な用途 | 小規模EC・雑貨・セレクトショップ |
| 対応ECプラグイン | Welcart |
| 特徴的な機能 | カテゴリーメガメニュー、ニュースティッカー、レコメンド商品表示、コンテンツビルダー |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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迷ったときの選び方ガイド

3つのテーマで迷ったときは、次の2ステップで絞り込むとスムーズです。
ステップ1:商品点数と事業規模で絞る
商品点数が多い、または将来的に規模を拡大していきたい場合 → RIKYU が最有力です。
商品数が少なめで、まずはコストを抑えて始めたい場合 → ICONIC が選びやすいです。
ステップ2:商品の見せ方で最終判断する
商品写真をクリーンに並べて一覧性を重視したい → RIKYU または ICONIC
生産者のストーリーやこだわりを含めて伝えたい → HARVES
ポイント
まとめ
WordPressでネットショップを構築する場合、テーマ選びの基準は「デザインの好み」だけでは不十分です。
対応しているECプラグイン、商品点数に見合った導線設計、そして商品の見せ方の方向性まで含めて検討することで、運用開始後のミスマッチを防げます。
今回紹介した3テーマはそれぞれ得意分野が異なるため、自分の事業や案件に合ったテーマを選ぶことが大切です。
迷った場合は、対応幅の広いRIKYUをベースに、商品ジャンルや予算に応じてHARVES・ICONICと比較してみてください。
まだ迷っている方は、TCDテーマの全体像を把握できる完全ガイドも参考にしてみてください。
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