
飲食店のサイトを作ろうとすると、「写真をきれいに見せたい」「メニューを簡単に更新したい」「お店の雰囲気をちゃんと伝えたい」といった要件が出てきます。
ただ、飲食店に使えるWordPressテーマは数が多く、デザインの方向性や搭載機能もテーマごとにかなり違うため、選び方を間違えると「結局カスタマイズだらけで時間とコストがかかった」という状況になりがちです。
本記事では、飲食店サイトに向いているTCDのWordPressテーマを3つ厳選し、制作者目線でそれぞれの特徴と使い分けを比較しました。
どんな業態・どんな目的に合うのかを整理しているので、テーマ選びの判断材料にしてください。
目次
飲食店のサイトでWordPressテーマを選ぶときのポイント

飲食店のサイトは、企業サイトやブログとは求められる要素が異なります。
テーマを選ぶ際は、以下の3つのポイントを基準にすると失敗しにくいです。
① 料理や店内の写真を「魅力的に見せる」レイアウトがあるか
飲食店サイトでは、写真の見せ方がそのままお店の印象になります。
ギャラリーやフルスクリーン表示など、写真を活かすレイアウトが用意されているかが重要です。
② メニュー情報を整理・更新しやすい仕組みがあるか
季節メニューやランチ・ディナーの切り替えなど、メニュー情報の更新頻度は高くなります。
カスタム投稿タイプやメニュー専用ページがあると、運用の手間が大きく変わります。
③ 予約・来店への導線が自然に設計されているか
サイトを見た人が「行ってみたい」と思ったとき、予約や問い合わせにスムーズにつながる導線があるかどうか。
ボタン配置やCTAの設計がテーマ側で考慮されていると安心です。
ポイント
比較一覧
| 飲食店向けWordPressテーマ 比較一覧 | |||
| 比較項目 | TENJIKU | CANON | KASHIRA |
| 特徴 | 写真映え×メニュー機能で飲食店全般に対応 | 空間の世界観を伝えるエレガントなデザイン | 和の世界観をスプリットレイアウトで表現 |
| デザインの方向性 | モダン・高級感 | ラグジュアリー・華やか | 和モダン・落ち着き |
| 向いているケース | レストラン・カフェ・バー・焼肉店など幅広い飲食店 | 高級レストラン・ホテルダイニング・結婚式場併設のレストラン | 蕎麦・寿司・割烹・和食店・古民家カフェ |
| 価格(税込) | 37,180円 | 41,800円 | 40,590円 |
TENJIKU ── 飲食店サイトの定番。写真とメニュー機能で幅広い業態に対応

TENJIKUは、飲食店のサイト制作を想定して設計されたWordPressテーマです。
高級アジアンダイニングをモチーフにしたデモサイトが用意されていますが、実際にはカフェ・焼肉店・居酒屋・ステーキハウスなど、業態を問わず幅広く使われています。
このテーマが飲食店に向いている理由
まず、ファーストビューの表現力が高い点が特徴です。
フルスクリーン対応のヘッダースライダーに加え、ロゴと背景画像を組み合わせた演出が用意されており、お店の第一印象を写真で強く伝えることができます。
次に、飲食店に必要な3つのカスタム投稿タイプ(ギャラリー・メニュー・お知らせ)が標準で搭載されている点が大きな強みです。
メニューページでは画像付きとテキストのみの2パターンが選べるため、コース料理はビジュアルで、ドリンクメニューはテキスト一覧で、と使い分けることもできます。
また、ドロワーメニュー(スライド式メニュー)では、左側に画像が流れるように表示される演出があり、ナビゲーション自体がお店の雰囲気を伝える役割を果たします。
注意点
デモサイトのイメージが高級路線なので、カジュアルな業態で使う場合は写真の選び方や配色の調整が必要です。
また、和の雰囲気を重視する場合は、後述のKASHIRAの方がデザイン面で相性が良いケースもあります。
| TENJIKU 基本情報 | |
| テーマ名 | TENJIKU(TCD091) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 33,800円(税込 37,180円) |
| 主な用途 | 飲食店サイト全般 |
| 特徴的な機能 | メニュー・ギャラリー・お知らせのカスタム投稿タイプ、コンテンツビルダー、画像スライド付きドロワーメニュー |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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CANON ── 空間の世界観で魅了する、高級レストラン・施設向けテーマ

CANONは、ホテルや結婚式場、高級レストランなど「体験としての空間価値」を伝えることに特化したWordPressテーマです。
デモサイトでは、中国料理・鮨・鉄板焼き・バーといった複数の飲食施設を紹介する構成が採用されており、施設内に複数のレストランを持つケースにも対応できます。
このテーマが飲食店に向いている理由
CANONの最大の特徴は、ページ全体から伝わるラグジュアリーな雰囲気です。
余白を広くとったレイアウトと大きな画像の組み合わせにより、料理だけでなく「この空間で食事をする体験」そのものを訴求できる設計になっています。
また、カスタム投稿タイプで作成したレストランページや施設ページに、通常の投稿記事(季節メニューやイベント情報など)を紐づけて表示できる仕組みがあります。
これにより、店舗の基本情報と最新の情報発信を自然につなげることができます。
予約サイトや問い合わせページへの導線設計も丁寧で、ヘッダーにボタンを2つまで設置できるため、「予約」「お問い合わせ」を常時表示しておくことが可能です。
注意点
CANONはホテルや施設サイトを主な用途として設計されているため、個人経営の小規模な飲食店には構成がやや大きすぎる場合があります。
「お店の規模感に対してサイトが立派すぎる」という印象にならないよう、コンテンツ量とのバランスを考慮した上で選ぶと良いでしょう。
| CANON 基本情報 | |
| テーマ名 | CANON(TCD109) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 38,000円(税込 41,800円) |
| 主な用途 | 高級レストラン・ホテルダイニング・結婚式場 |
| 特徴的な機能 | レストラン・施設紹介ページ作成機能、投稿記事との紐づけ表示、LP作成機能、ヘッダーボタン2つ設置 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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KASHIRA ── 和食店に特化。縦書き×スプリットレイアウトで和の世界観を表現

KASHIRAは、蕎麦・寿司・割烹・和菓子店など、和の雰囲気を大切にした飲食店に特化して設計されたWordPressテーマです。
TCDシリーズの119作目として2025年9月にリリースされた比較的新しいテーマで、和風店舗サイトに求められる機能が一通り揃っています。
このテーマが飲食店に向いている理由
KASHIRAの最大の特徴は、画面を左右に分割するスプリットレイアウトです。
片側が固定、もう片側がスクロールする構成で、縦書きテキストとの相性が非常に良く、和の落ち着いた雰囲気を自然に表現できます。
飲食店の運用面では、カスタム投稿タイプ「お品書き(メニュー)」と「お知らせ」が用意されています。
季節のメニューや限定メニューの更新、臨時休業の告知などを、投稿するだけで整った形で表示できるため、日常の運用がしやすい設計です。
また、コンテンツ量が少ない段階でもサイトとして見栄えが成立する点も、開業間もない店舗にとっては大きなメリットです。
写真とテキストを枠組みに沿って入れるだけで、本格的な和風サイトに仕上がります。
注意点
和のデザインに特化しているため、洋食やカジュアルなカフェなど、和風以外の業態には向いていません。
また、スプリットレイアウトという構成上、情報量の多いサイトにはやや窮屈に感じる場合があります。
| KASHIRA 基本情報 | |
| テーマ名 | KASHIRA(TCD119) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 36,900円(税込 40,590円) |
| 主な用途 | 蕎麦・寿司・割烹・和食店・古民家カフェ |
| 特徴的な機能 | スプリットレイアウト、縦書き表示対応、お品書き・お知らせのカスタム投稿タイプ、LP作成機能、ネイティブ広告機能 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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迷ったときの選び方ガイド

3つのテーマで迷った場合は、まず「お店の雰囲気が和風かどうか」で判断すると絞りやすくなります。
和食・和の雰囲気を重視する場合
→ KASHIRA(スプリットレイアウトと縦書きで和の世界観を表現)
和風以外の飲食店(洋食・中華・カフェ・バーなど)
→ まず TENJIKU を検討
TENJIKUかCANONかで迷う場合
→ お店の「規模感」と「伝えたいこと」で判断
・料理やメニューを中心に見せたい → TENJIKU(メニュー機能が充実)
・空間や体験としての価値を伝えたい → CANON(ラグジュアリーな演出が強み)
・複数の飲食施設をまとめて紹介したい → CANON(施設紹介ページの構成が向いている)
ポイント
まとめ|飲食店のサイトは「お店の雰囲気に合ったテーマ」で選ぶのが基本
飲食店のサイトは、写真の見せ方・メニューの管理しやすさ・来店への導線設計が揃っているテーマを選ぶことで、制作の手間を減らしつつ集客に強いサイトに仕上がります。
今回紹介した3テーマは、それぞれデザインの方向性と得意な業態が異なります。
幅広い飲食店に対応できるTENJIKU、空間の高級感を重視するCANON、和食店に特化したKASHIRA。
お店のコンセプトや伝えたい雰囲気に合わせて選ぶことで、テーマの力を最大限に活かせます。
まだ迷っている方は、TCDテーマの全体像を把握できる完全ガイドも参考にしてみてください。
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