
商品を販売するショップや店舗のサイトを制作・リニューアルしようとしている方に向けた記事です。
ショップ系サイトでは「商品をどう見せるか」がサイト全体の印象を左右します。
ただ、商品写真を載せるだけではなく、ブランドの世界観を伝えつつ、購入や来店につなげる導線まで考えると、テーマ選びの判断が難しくなりがちです。
本記事では、商品販売型のショップ・店舗サイトに向いているWordPressテーマを3つ厳選し、制作者目線で比較しました。
EC機能付きのテーマから、商品の世界観を伝えることに特化したテーマまで、方向性の異なる3テーマを取り上げているので、自分の案件や目的に合った選び方の参考にしてみてください。
目次
ショップ・店舗サイトでWordPressテーマを選ぶときのポイント

ショップや店舗のサイトでは、通常のコーポレートサイトやブログとは異なる要件があります。
テーマを選ぶ際に意識しておきたいポイントを3つ整理しました。
① 商品写真を活かせるレイアウトがあるか
ショップ系サイトは商品の写真がコンテンツの中心になります。
写真の見せ方(一覧・詳細・ギャラリー形式など)がテーマ側で整っているかどうかは、仕上がりのクオリティに直結します。
② 購入・問い合わせへの導線が設計されているか
ECカート機能が必要なのか、問い合わせや来店予約につなげたいのかで、テーマに求める機能が変わります。
自分のショップが「サイト上で売る」のか「サイトで知ってもらって来店につなげる」のかを先に整理しておくと、テーマ選びで迷いにくくなります。
③ ブランドの世界観を表現できるデザインか
商品だけでなく、ショップそのものの雰囲気やこだわりを伝えたい場合、デザインのトーンが合っているかも重要です。
カジュアルなのか、高級感を重視するのか、和のテイストなのか。テーマのデモサイトで方向性を確認しておくと失敗を避けやすくなります。
以下で紹介するテーマは、これらの要件をそれぞれ異なる角度で満たすものを選んでいます。
ポイント
・商品写真を活かせるレイアウトがあるか
・購入・問い合わせへの導線が設計に含まれているか
・ブランドの世界観に合ったデザインかどうか
ショップ・店舗向けWordPressテーマ 比較一覧
| ショップ・店舗向けWordPressテーマ 比較一覧 | |||
| 項目 | RIKYU | Cherie | HAKU |
| 特徴 | WooCommerce対応のEC構築テーマ | 作品・商品をギャラリーで見せる個人ショップ向け | 商品のブランド価値を高める特設サイト向け |
| デザインの方向性 | 上質・スマート系 | 柔らかく華やか系 | 和の高級感・格調系 |
| EC機能(カート・決済) | ◯(WooCommerce対応) | ✕ | ✕ |
| 向いているケース | 本格的なネットショップを構築したい | 作品や商品を見せながら集客したい | 厳選した商品の世界観を伝えたい |
| 価格 | 45,000円(税込 49,500円) | 29,800円(税込 32,780円) | 29,800円(税込 32,780円) |
RIKYU|本格ECサイトを自社で構築できる物販テーマの決定版

RIKYUは、WooCommerceに対応したTCDのEC向けフラッグシップテーマです。
ファッション・インテリア・コスメ・グルメ・雑貨など、ジャンルを問わず幅広い物販サイトに対応できる設計になっています。
このテーマがショップ・店舗サイトに向いている理由
商品ページの自由度が高い点が、制作目線で見たRIKYUの大きな強みです。
シンプルな商品紹介ページから、楽天市場のように縦に長い訴求型ページまで、案件に合わせてレイアウトを選べます。
また、アップセル・クロスセル機能が標準搭載されているため、「ついで買い」の導線がテーマ側であらかじめ設計されています。
客単価を上げるための仕組みが最初から用意されている点は、売上に直結する機能として見逃せません。
固定ページのテンプレートも豊富に揃っているため、商品販売だけでなく、ブランドの世界観を伝えるページや読み物コンテンツも自然にサイトへ組み込めます。
「ネットショップ+ブランドサイト」を1つのテーマで実現できるのは、RIKYUならではのポジションです。
注意点
WooCommerceの初期設定やカスタマイズには一定の知識が必要です。
日本の商慣習に合わせた調整(送料・決済・特商法表記など)は、テーマ側ではカバーされない部分もあるため、導入前にその対応コストを見込んでおく必要があります。
| RIKYU 基本情報 | |
| テーマ名 | RIKYU |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 45,000円(税込 49,500円) |
| 主な用途 | ネットショップ・ECサイト |
| 特徴的な機能 | WooCommerce対応、アップセル・クロスセル、豊富な固定ページテンプレート |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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Cherie|作品や商品をギャラリーで見せる個人ショップ向けテーマ

Cherieは、個人教室やアトリエ、ハンドメイド作家向けに設計されたブログ型テーマです。
ギャラリー機能やお客様の声の掲載機能を備えており、「作品を見せて、伝えて、集客する」流れをテーマの中だけで完結できます。
このテーマがショップ・店舗サイトに向いている理由
Cherieの特徴は、作り手が自分の手で商品や作品を発信するスタイルに最適化されている点です。
ギャラリー機能にはテーマ内で明るさ・彩度・色相などの画像編集ができるフィルター機能が搭載されており、写真のトーンを揃えた統一感のある見せ方がしやすくなっています。
また、プリセットカラー5色とシェイプ切り替え機能により、デザインの知識がなくてもサイト全体の雰囲気をワンタッチで変更できます。
個人運営でデザイナーに依頼する余裕がないケースでも、自分の世界観に合わせたサイトを作りやすい設計です。
LP作成機能も搭載されているため、特定の商品やワークショップの告知ページを作りたいときにも対応できます。
注意点
ECカート・決済機能はテーマに含まれていません。
サイト上で直接商品を販売したい場合は、外部のECサービスへのリンクなど別の導線を設計する必要があります。
あくまで「商品を見せて興味を持ってもらい、来店や問い合わせにつなげる」タイプのショップサイト向けです。
| Cherie 基本情報 | |
| テーマ名 | Cherie |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 29,800円(税込 32,780円) |
| 主な用途 | 個人ショップ・アトリエ・教室サイト |
| 特徴的な機能 | ギャラリー(画像フィルター付き)、お客様の声、LP作成機能 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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HAKU|商品のブランド価値を高める世界観重視の特設サイト向けテーマ

HAKUは、商品のブランドイメージを高めることだけに焦点を当てた、ショップ系テーマの中でも異色のポジションにあるテーマです。
縦書き・余白・アニメーションを駆使し、限られた商品を高級感のあるビジュアルで訴求する設計になっています。
このテーマがショップ・店舗サイトに向いている理由
HAKUの最大の特徴は、「売る」よりも「商品の価値を伝える」ことに全振りしている設計思想です。
カスタム投稿「商品」ページは、多くの商品を陳列するのではなく、厳選した商品を1点ずつ丁寧に見せるレイアウトになっています。
日本語・英語の両方で美しく表示されるバイリンガル対応もHAKUならではの強みです。
海外展開やインバウンド向けの訴求を視野に入れている商品であれば、1つのテーマで日本語版と英語版の両方をカバーできます。
動画やスライダーを使ったファーストビューも印象的で、ページを開いた瞬間にブランドの世界観に引き込む演出が可能です。
注意点
EC機能(カート・決済)は搭載されていないため、商品を直接サイト上で販売する用途には向いていません。
ECサイトとは別に、ブランドの世界観を伝えるための特設サイトとして運用するイメージです。
また、商品ページは大量陳列に対応した設計ではないため、商品点数が多い場合はRIKYUなど別のテーマを選んだ方が無理がありません。
| HAKU 基本情報 | |
| テーマ名 | HAKU |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 29,800円(税込 32,780円) |
| 主な用途 | 商品ブランディング・特設サイト |
| 特徴的な機能 | 縦書き対応、バイリンガル表示、カスタム投稿「商品」、動画ヘッダー |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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迷ったときの選び方ガイド

3テーマはそれぞれ方向性が異なるため、まず「サイト上で商品を販売するかどうか」で大きく分岐します。
カート・決済機能を使ってサイト上で直接商品を売りたいなら、WooCommerce対応のRIKYUが選択肢になります。
商品点数が多い場合や、アップセル・クロスセルまで含めた本格的なEC運用を考えている場合は、RIKYU一択と言っていいでしょう。
サイト上で直接販売するのではなく、商品や作品を「見せて→興味を持ってもらう」ことが目的であれば、CherieかHAKUの2択になります。
この2つの違いは、デザインのトーンと想定している店舗規模です。
ハンドメイドや雑貨、お菓子など「作り手の温度感を伝えたい」個人ショップにはCherieが合いやすく、
日本酒・和菓子・工芸品など「商品の格やブランド感を演出したい」場合はHAKUの方がはまります。
ポイント
・作品や商品を見せて集客したい(個人ショップ向け) → Cherie
・厳選した商品のブランド価値を高めたい → HAKU
まとめ
ショップ・店舗向けのWordPressテーマは、「商品をどう見せるか」と「サイトで何を実現したいか」の2つの軸で選ぶと判断しやすくなります。
本格的なECサイトを構築したいならRIKYU、作り手の個性を活かした集客型サイトならCherie、商品の世界観とブランド価値を丁寧に伝えたいならHAKU。
それぞれ方向性が明確に異なるため、自分のショップの目的と優先順位に合わせて選ぶことが重要です。
まだ迷っている方は、TCDテーマの全体像を把握できる完全ガイドも参考にしてみてください。
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