
会員登録やマイページといった会員制サイトの仕組みを、プラグインに頼らずテーマだけで用意したい。
TCDのSHIPSは、会員制システムをテーマに標準搭載し、オンラインサロンや会員向け情報発信のプラットフォームをWordPress上に構築できるテーマです。
この記事では、SHIPSについて制作現場の視点から、
・どのようなサイト制作に向いているテーマなのか
・実装や提案の場面で感じるメリット
・逆に選ばない方がよいケース
といったポイントを整理して解説していきます。
目次
SHIPSとはどんなWordPressテーマか

TCDのSHIPSは、会員登録・ログイン・マイページといった会員制サイトに必要な仕組みをワンパッケージで搭載したWordPressテーマです。
通常、会員制サイトをWordPressで作ろうとすると、プラグインの組み合わせやカスタマイズが必要になりますが、SHIPSではこうした機能がテーマ内に組み込まれています。
ポイント
また、ブログやLP作成機能、チャート表示機能なども備えており、会員制に限らず情報発信サイトとしての機能も充実しています。
単なる会員管理にとどまらず、集客から訴求、会員フォローまでを一つのサイト内で完結させやすい設計になっています。
SHIPSは、「会員を集めて、限定コンテンツで価値を届ける」という運用を、WordPressテーマの導入だけで始められるのが最大の強みと言えます。
SHIPSの主な搭載機能 一覧
- 会員制システム(会員登録・ログイン・マイページ)
- 会員限定コンテンツの公開制御(記事・固定ページ対応)
- 会員への更新通知メール自動配信
- 会員情報CSVエクスポート
- トップページ用 コンテンツビルダー
- LP作成機能(ヘッダー・フッター非表示対応)
- カスタム投稿タイプ「お知らせ」「よくある質問」「感想・レビュー」
- チャート・グラフ表示機能
- 新クイックタグ(Gutenberg対応)
- SEO基本機能(metaタグ・OGP・高速化対応)
- レスポンシブ対応(PC/タブレット/スマホ)
SHIPSの特徴と強み
会員登録からマイページまでテーマ内で完結する会員制システム

SHIPSの最大の特徴は、会員登録・ログイン・マイページといった会員制サイトの根幹となる機能が、テーマの標準機能として搭載されている点です。
プラグインの選定や組み合わせに悩む必要がなく、テーマを導入するだけで会員制サイトの骨格が整います。
スパム対策のメール認証にも対応しており、会員情報はCSV形式でエクスポートできるため、メルマガ配信など外部ツールとの連携にも使いやすい設計です。
会員限定コンテンツと更新通知メールで届ける仕組みまで設計されている

SHIPSでは、記事や固定ページを個別に「会員限定」に設定でき、非会員にはコンテンツの一部を非表示にしたうえで会員登録フォームを表示する仕組みが用意されています。
単にコンテンツを出し分けるだけでなく、「見たければ登録する」という導線が自然に生まれる設計です。
さらに、会員限定コンテンツを更新すると、登録済みの会員にメールで自動通知される機能も搭載されています。
メールの件名や本文も編集可能なため、通知の質をコントロールしやすく、コンテンツを出して終わりではなく「届ける」ところまで設計できるのがSHIPSの強みです。
ブログ・LP・チャートを備えた情報発信の総合力

SHIPSは会員制サイトとしての機能が目立ちますが、ブログでのSEO集客、LP作成機能での訴求、チャート・グラフでのデータ表現といった情報発信に必要な機能もひと通り備えています。
LPではヘッダー・フッターの非表示切り替えに対応しており、1ページ完結型のセールスページとして使える構成が可能です。

様々なグラフィカルなチャートも挿入可能
チャート機能は棒グラフ・円グラフなど複数の形式に対応しており、実績やプランの比較を視覚的に見せたい場面で使いやすい機能です。
コンテンツビルダーで会員獲得の導線を設計しやすいトップページ

トップページはコンテンツビルダーで自由に構成でき、スライダー記事一覧・FAQ・感想レビュー・ブログ一覧などのブロックを配置できます。
フリースペースも用意されており、HTMLを使った広告やフォームの挿入にも対応しているため、会員登録への導線設計に柔軟に対応できます。
「どんな情報が得られるのか」「会員になるとどんなメリットがあるのか」を、トップページだけで伝えきれる構成が組みやすいのは、会員獲得を意識したサイトにとって大きなメリットです。
制作目線で見たSHIPSの使いどころ

SHIPSは、「会員を集めて、限定コンテンツで価値を提供する」という運用を前提としたサイト制作に向いているWordPressテーマです。
単なるブログやコーポレートサイトではなく、情報そのものに価値を持たせて届けたい場面で力を発揮します。
最もはまりやすいのは、オンラインサロンやファンクラブなど、会員向けに継続的なコンテンツ配信を行うケースです。
noteのようなプラットフォームで情報発信をしている人が、「もっとデザインにこだわりたい」「自分のサイトとして運用したい」と考えたときに、SHIPSは受け皿になりやすいテーマです。

スマホでも同様に表示できます。
おすすめの一例
オンラインサロン、ファンクラブ、有料コンテンツ配信、専門知識の会員向け発信、保護者向け限定情報サイト(保育園等)
また、決済機能はSHIPSに搭載されていないため、「まず無料で会員を集めて、メルマガやマイページで関係性を作ってから有料サービスにつなげる」という導線設計とも相性が良いです。
見込み客のリスト獲得を目的とした使い方であれば、決済の問題を気にせず運用に入れるのもポイントです。
「会員向けの情報発信を、自分のサイトとして形にしたい」
「見込み客を集めて、コンテンツで信頼関係を作っていきたい」
そんな制作案件で、SHIPSは選択肢に入れやすいテーマです。
導入前に知っておきたいポイント

SHIPSは会員制の仕組みがテーマだけで整う一方で、「会員を集めた後どう運用するか」を導入前に詰めておかないと、公開後につまずきやすいテーマでもあります。
制作現場で特に確認しておきたいポイントを整理します。
会員から収益を得るなら「決済をどこで処理するか」を先に決める
SHIPSには決済機能が含まれていないため、有料会員や月額課金を想定する場合は、決済の置き場所を別に設計する必要があります。
現場でよくあるのは、会員登録はSHIPSで受けつつ、課金部分はStripeやPayPal、あるいは外部の会員決済サービスへ誘導するという分担です。
「登録すれば自動で課金が始まる」という想定でスタートすると公開直前に手戻りが発生しやすいので、見積もり段階で決済の動線を確定させておくと安全です。
会員に「届け続ける」運用体制があるかを確認する
SHIPSの価値は、会員限定コンテンツを更新し、通知メールで届ける運用が回って初めて発揮されます。
裏を返すと、更新が止まると会員にとっての登録メリットも薄れていくタイプのサイトです。
クライアントワークであれば、誰がどのくらいの頻度でコンテンツを更新するのか、運用体制を導入前にヒアリングしておくと、納品後の「思っていたのと違う」を防ぎやすくなります。
会員情報を預かる前提でのプライバシー・規約整備
会員登録を受ける以上、メールアドレスなどの個人情報を預かることになります。
プライバシーポリシーや会員規約、退会・問い合わせ導線の整備は、テーマ機能とは別に準備が必要な項目です。
公開後に慌てて用意するより、サイト設計の初期段階で「会員に関わる文書まわり」をタスクに含めておくと、運用開始がスムーズになります。
逆にSHIPSが向いていないケース

決済まで含めてワンストップで完結させたい場合
SHIPSには決済機能が搭載されていません。
月額課金や有料コンテンツの販売を行う場合は、外部の決済サービスやプラグインとの連携が前提になります。
「会員登録=即課金」の導線を想定している場合は、決済ポイントの設計を別途考える必要がある点を事前に把握しておきたいところです。
デジタルコンテンツの販売や決済まで一つのテーマで完結させたい場合は、EC・コンテンツ販売向けのテーマの方が向いています。
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会員同士のコミュニケーション機能が必要な場合
SHIPSは「運営者から会員へ」の一方向の情報発信を軸に設計されています。
掲示板やDM、フォロー機能など会員間の交流を重視する場合は、SNS型の会員サイトを構築できるテーマの方が用途に合います。
会員同士の投稿・交流を前提にしたコミュニティを作りたい場合は、SNS型のテーマを検討してみてください。
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会員機能を使わず、通常のサイトとして運用したい場合
SHIPSの価値は会員制システムに集約されています。
会員機能を使わないのであれば、同価格帯以下で他の用途に最適化されたテーマを選んだ方がコスト面でも合理的です。
お客様の声|SHIPSを導入したユーザーの総評

現時点では、TCDの公式サイトおよび信頼できる第三者メディアにおいて、SHIPSの導入ユーザーによるレビューや評価は確認できない状況です。
そのため、実際の利用者の声として紹介できる情報がありません。
ポイント
SHIPSの価格・詳細
SHIPS

| SHIPS 基本情報 | |
| テーマ名 | SHIPS(TCD098) |
| 開発元 | TCD |
| 価格 | 39,800円(税込 43,780円) |
| 主な用途 | 会員制サイト、オンラインサロン、会員向け情報発信 |
| 特徴的な機能 | 会員制システム(登録・ログイン・マイページ)、会員限定コンテンツ、更新通知メール、チャート機能、LP作成機能 |
| 向いている業種・ケース | オンラインサロン、ファンクラブ、有料コンテンツ配信、専門知識の会員向け発信、見込み客リスト獲得 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
まとめ|SHIPSは「会員制サイトをWordPressで始めたいときの有力候補」
SHIPSは、会員登録・マイページ・会員限定コンテンツといった仕組みをテーマの標準機能として備えた、会員制サイト構築に特化したWordPressテーマです。
プラグインの組み合わせに悩むことなく、テーマの導入だけで会員制サイトの骨格が整うのは、制作面でも運用面でも大きなメリットです。
ポイント
デザイン性を保ちながら、会員に向けた情報発信の仕組みを自社で持てる点は、ブランディングを意識した運用にも向いています。
ただし、決済機能は搭載されていないため、課金を伴う運用を想定する場合は、決済導線の設計を事前に整理しておく必要があります。
会員制サイトの構築を検討する際は、
「まず会員を集めて、コンテンツで関係性を作りたいかどうか」を基準に、SHIPSを一度検討してみる価値は十分にあります。
導入前にデモサイトで実際の表示や会員機能の動きを確認しておくと、判断しやすいです。
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