
クリニックや診療所のサイトを制作・リニューアルしようとしている方に向けた記事です。
医療機関のサイトは、デザインだけでなく「清潔感」「安心感」「予約への導線」など、一般的な企業サイトとは異なる要件が求められます。
しかし、クリニック向けのWordPressテーマは数が限られており、自院の診療科や雰囲気に合ったテーマを見つけにくいのが実情です。
本記事では、クリニック・医療機関向けにおすすめのWordPressテーマを3つ厳選し、制作者目線でそれぞれの違いと選び方を比較しました。
テーマごとの向き不向きを整理しているので、自院に合ったテーマ選びの判断材料にしてみてください。
目次
クリニックのサイトでWordPressテーマを選ぶときのポイント

クリニックサイトのテーマ選びでは、一般的な企業サイトとは違う視点が必要になります。
以下の3つのポイントを押さえておくと、テーマ選びで迷いにくくなります。
清潔感・安心感のあるデザイン
来院前の患者がサイトを見て「ここなら信頼できそう」と感じられるかどうかは、デザインの印象に大きく左右されます。
診療科によって求められる雰囲気は異なり、堅実さが効く科もあれば、柔らかさが効く科もあります。
予約・問い合わせへの導線設計
電話番号やWeb予約のボタンが、サイト内のどこからでもアクセスできる設計になっているかは、実際の来院数に直結するポイントです。
スマホでサイトを見る患者が多いため、画面のどこにいても予約・電話に進めるかどうかが重要になります。
医療サイト特有のページ構成
診療科目の一覧、医師・スタッフの紹介、アクセス情報、FAQなど、患者が知りたい情報をわかりやすく整理できるテンプレートが用意されているかが重要です。
これらが専用テンプレートとして揃っていると、入力するだけでサイトの骨格が出来上がります。
ポイント
以下で紹介するテーマは、これらの要件を満たすものを選んでいます。
比較一覧
| 比較一覧 | |||
| 比較項目 | CURE | SERUM | MONAD |
| 特徴 | 幅広い診療科に対応する医療サイトの王道テーマ | 清潔感と洗練されたデザインを両立した医療テーマ | 心療内科・メンタルクリニックに特化した安らぎ系テーマ |
| デザインの方向性 | シンプル・信頼系 | モダン・清潔系 | やわらか・安心系 |
| 向いている診療科 | 内科・歯科・耳鼻科・整形外科など全般 | 皮膚科・形成外科・美容皮膚科・歯科 | 心療内科・精神科・カウンセリング |
| 価格 | 25,800円(税込 28,380円) | 29,800円(税込 32,780円) | 29,000円(税込 31,900円) |
CURE|診療科を選ばない、クリニックサイトの王道テーマ

CUREは、TCDの医療機関向けテーマの中でも最も汎用性の高いテーマです。
内科・歯科・耳鼻咽喉科・整形外科・接骨院・鍼灸院など、診療科を問わず幅広いクリニックサイトに対応できる設計になっています。
CUREがクリニック向けサイトに向いている理由
CUREの強みは、クリニックサイトに必要なページ構成が一通りそろっている点にあります。
クリニック紹介、診療案内、スタッフ紹介、院内設備、FAQ、アクセス情報といったページが専用テンプレートとして用意されており、内容を入力していくだけでサイトの骨格が出来上がります。
また、フッターに予約ボタン・診療カレンダー・電話番号を全ページ固定で表示できるため、どのページを見ていても来院への導線が途切れません。
テーマオプションから一括で設定できる仕組みなので、運用面での手間も少なく済みます。
さらに、3テーマの中で最も価格が手頃(25,800円)という点も、初めてクリニックサイトを立ち上げる場合には大きなメリットです。
注意点
デザインは清潔感があり信頼性を感じさせるトーンですが、SERUMと比べるとやや堅い印象を受けます。
皮膚科・美容皮膚科のようにモダンで洗練された雰囲気を出したい場合や、心療内科のように柔らかさを求める場合は、他の2テーマの方がはまりやすいでしょう。
| CURE 基本情報 | |
| テーマ名 | CURE(TCD082) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 25,800円(税込 28,380円) |
| 主な用途 | クリニック・診療所・病院全般 |
| 特徴的な機能 | 診療案内・スタッフ紹介・FAQ・全ページ固定フッター(予約・電話) |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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SERUM|清潔感と洗練されたデザインを両立した医療テーマ

SERUMは、皮膚科・形成外科クリニックを想定して開発された医療向けテーマです。
CUREと同じく医療機関向けですが、デザインの洗練度やモバイル表示の完成度がさらに高く、見た目の印象で差をつけたいクリニックに向いています。
SERUMがクリニック向けサイトに向いている理由
SERUMの最大の特徴は、デザインの洗練度の高さです。
CUREがシンプルで堅実な印象であるのに対し、SERUMはモダンで清潔感がありながらも、余白やフォントの使い方に細かな計算がされており、ひと目で「きちんとしたサイト」だと伝わるデザインに仕上がっています。
特にスマホ表示の完成度が高く、すべての余白やサイズが計算されて設計されています。
患者がGoogleマップでクリニックを探した後、スマホからサイトを確認するという導線を考えると、モバイルでの見え方は来院率に直結するポイントです。
また、サイドバーに常時表示される予約ボタンや、スプラッシュ画面(初回訪問時のイントロ演出)、メガメニューなど、導線設計に関する機能が豊富です。
診療案内もカスタム投稿で管理できるため、診療科目ごとに個別ページを作りやすく、検索エンジン対策の面でも有利に働きます。
注意点
SERUMは中規模程度のクリニック・診療所を想定した設計のため、複数の診療科を横断するような大規模病院にはやや不向きです。
また、デザインのトーンはモダン寄りなので、心療内科のように「やさしさ・安らぎ」を前面に出したい場合はMONADの方が適しています。
| SERUM 基本情報 | |
| テーマ名 | SERUM(TCD096) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 29,800円(税込 32,780円) |
| 主な用途 | 皮膚科・形成外科・美容皮膚科・歯科などのクリニック |
| 特徴的な機能 | スプラッシュ画面・メガメニュー・サイドバー予約ボタン・診療案内カスタム投稿 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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MONAD|心療内科・メンタルクリニックに特化した安らぎ系テーマ

MONADは、心療内科・精神科・メンタルクリニックを想定して開発されたWordPressテーマです。
一般的なクリニック向けテーマとは明確にデザインの方向性が異なり、「見ていて疲れない」「心が安らぐ」ことを最優先に設計されています。
MONADがクリニック向けサイトに向いている理由
MONADの最大の強みは、患者の不安を和らげるデザイン設計にあります。
優しい配色、丸みのある角処理、ゆったりとしたアニメーションなど、サイト全体が「安心してよい場所」という印象を与えるよう設計されています。
心療内科や精神科のサイトでは、一般的なクリニックサイトのように「清潔感・信頼感」だけでは不十分です。
受診に不安を感じている患者がサイトを見て「ここなら相談できそう」と思えるかどうかが来院の判断材料になるため、デザインのトーンが非常に重要になります。
機能面では、診療案内・症状案内・医師紹介・FAQ・お知らせなど、メンタルクリニックに必要なページ構成がそろっています。
MONAD独自の「背景のアクセント」機能では、スクロールに合わせて動く柔らかな装飾を表示でき、サイト全体に奥行きと温かみを加えることができます。
また、縦書き表示にも対応しており、日本らしいきめ細やかな雰囲気を演出したい場合にも使いやすいテーマです。
注意点
デザインが柔らかい方向に振り切っているため、内科・外科・歯科のような一般的な診療科では「やわらかすぎる」と感じられる可能性があります。
汎用的なクリニックサイトとして使いたい場合は、CUREやSERUMの方が適しているでしょう。
| MONAD 基本情報 | |
| テーマ名 | MONAD(TCD110) |
| 開発元 | TCD(株式会社デザインプラス) |
| 価格 | 29,000円(税込 31,900円) |
| 主な用途 | 心療内科・精神科・メンタルクリニック・カウンセリングルーム |
| 特徴的な機能 | 背景アクセント・縦書き表示・症状案内カスタム投稿・LP作成機能 |
| 公式サイト | → 公式サイトを見る |
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迷ったときの選び方ガイド

3つのテーマにはそれぞれ得意な領域があるため、自院の診療科とサイトに求める雰囲気から絞り込むのがスムーズです。
まず、心療内科・精神科・メンタルクリニックであれば、MONADを選ぶのが最もはまりやすい選択です。
このジャンルに特化したテーマは他にほとんどなく、デザインのトーンが診療科の特性と合致しています。
一般的な診療科(内科・歯科・耳鼻科・整形外科など)の場合は、CUREかSERUMの二択になります。
ここでの判断基準は「デザインの洗練度をどこまで求めるか」です。
コストを抑えつつ、堅実に情報を整理したサイトを作りたいならCURE。
見た目の印象やスマホ表示の完成度で他院と差をつけたいならSERUM。
皮膚科・美容皮膚科・形成外科のように、デザインの印象が患者の判断に直結しやすい診療科では、SERUMの方がはまりやすいでしょう。
ポイント
医療・クリニック向けWordPressテーマのよくある質問
CUREとSERUMはどう使い分ければいいですか?
どちらも幅広い診療科に使える医療テーマですが、判断軸は「デザインの洗練度をどこまで求めるか」です。
コストを抑えつつ堅実に情報を整理したい場合はCURE、皮膚科・美容皮膚科・歯科などで他院と見た目の印象で差をつけたい場合はSERUMがはまりやすくなります。
価格はCUREが3テーマ中で最も手頃なため、初めてクリニックサイトを立ち上げる場合の最初の候補にもなります。
心療内科・メンタルクリニックのサイトにはどのテーマが向いていますか?
心療内科・精神科・カウンセリングルームのように「やさしさ・安らぎ」を前面に出したい場合は、MONADが最も向いています。
優しい配色や柔らかなアニメーションなど、患者の不安を和らげる方向に設計が振り切られている点が、CURE・SERUMとの明確な違いです。
逆に内科・歯科のような一般診療科では柔らかすぎる印象になることがあるため、その場合はCUREやSERUMを選ぶ方が無難です。
予約や電話への導線はテーマで作り込めますか?
3テーマとも予約・問い合わせへの導線を意識した設計ですが、見せ方が異なります。
CUREは全ページのフッターに予約ボタン・診療カレンダー・電話番号を固定表示でき、MONADやSERUMはサイドバーや常時表示の予約ボタンで導線を確保します。
どの診療科でもスマホ経由の来院が多いため、固定表示の導線があるかどうかは選定時に確認しておくと安心です。
整体院・接骨院・鍼灸院のサイトにもこの3テーマは使えますか?
CUREは接骨院・鍼灸院を含む幅広い施術系サイトにも対応できる汎用テーマなので、治療院サイトの選択肢になります。
ただし整体・接骨・鍼灸のように「集客」を強く意識したい治療院向けには、TCDに専用設計のHOLOSというテーマもあります。
施術メニューの見せ方や集客導線を重視するなら、CUREとあわせてHOLOSも比較しておくと選びやすくなります。
大規模病院や複数診療科のサイトにも対応できますか?
今回紹介した3テーマは、いずれも中小規模のクリニック・診療所を主な想定として設計されています。
複数診療科を横断するような大規模病院では、情報量に対して構成がやや手狭になる場合があります。
診療科ごとにページを分けて運用したい場合は、診療案内をカスタム投稿で管理できるSERUMが比較的扱いやすい選択になります。
まとめ|クリニック向けテーマは「診療科との相性」で選ぶのが正解
クリニックのサイト制作では、テーマのデザインや機能が自院の診療科の特性に合っているかどうかが、仕上がりを大きく左右します。
今回紹介した3つのテーマは、いずれもクリニックサイトに必要な要件を満たしていますが、それぞれ得意な領域が異なります。
汎用性のCURE、洗練度のSERUM、安らぎのMONAD。自院のサイトに求める印象と照らし合わせて選ぶことで、迷いにくくなるはずです。
導入前にデモサイトで実際の表示を確認しておくと、判断しやすいです。
まだ迷っている方は、TCDテーマの全体像を把握できる完全ガイドも参考にしてみてください。
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TCDのWordPressテーマ完全ガイド|用途別・ジャンル別まとめ
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